Introduction
全体像
Come on People by Yoshi Iida のサービス群がどんなもので、
何をしてくれて、何をしないのかを、このページで最初にご説明します。
ひとことで言うと
発明にもとづく分析エンジンを「現場の仕事の言葉」で使える、小さなサービスの集まりです。
ネットワークの守り、設備の見張り、半導体の歩留まり、金属や電池の設計、監査や保険のリスク分析など、
12 の分野に 32 のサービスがあります。
共通しているのは、どのサービスも「当たりづけ」=優先順位づけを返すことです。
「ここから先に見るとよさそうです」という見立てをお渡しし、最終判断は必ず人が行います。
できること・しないこと
| できること | しないこと |
| 大量のデータから、注目すべき箇所の優先順位づけ | 不正の認定・医療診断・監査意見などの確定判断 |
| 設計候補の比較・評価と、有望な方向の提示 | 「必ず良くなる」という性能の保証 |
| 受け入れ基準を先に合意した上での共同評価(PoC) | 基準のあいまいな「やってみてから考える」型の導入 |
| 使った分がいつでも検証できる透明な課金記録 | 根拠を示せない請求 |
すべてのサービスは、現時点で合成データによる技術実証(PoC)です。
実データ・実運用での性能は保証していません。この約束(正直ラベル)の詳しい説明は
正直ラベルについてをご覧ください。
3つの提供の形
- 従量課金 API — API キーを発行し、使った分だけを記録します。→ 従量課金 API
- PoC 伴走 — お客様の実データでの共同評価。受け入れ基準を先に決めてから始めます。→ PoC の進め方
- 研究・教育には無償 — 大学・研究機関・公的機関には評価目的で無償提供します。→ 無償利用
次に読むページ
Introduction
はじめ方(3ステップ)
導入は「小さく確かめてから」が基本です。
いきなり契約やデータ提供をお願いすることはありません。
導入までの流れ
- 合成データのデモを見る(無料・登録不要)
各サービスの紹介ページに、合成データ(人工的に作った練習用データ)で動くデモがあります。
実データは一切不要で、どんな入力にどんな結果が返るかを確認できます。
- フォームで相談する
お問い合わせフォームから、検討中の用途をお知らせください。
サービス選びの段階でも「全般・未定」で構いません。進め方と受け入れ基準の叩き台をご提案します。
- PoC または API 利用をはじめる
実データでの共同評価(PoC)へ進むか、
開発チームがある場合は従量課金 API をそのまま試すこともできます。
ステップ 1 と 2 に費用はかかりません。また現時点では全サービスとも
実課金を行っていません(料金表示はサンプル単価です)。
準備しておくとスムーズなもの
- 解決したい業務の課題(例:検査の見逃しを減らしたい、監査の対象選定を速くしたい)
- 手元にあるデータの種類(例:振動センサーの記録、取引の一覧表)— この段階で中身を送る必要はありません
- 「これができたら成功」と言える条件のイメージ(あいまいでも大丈夫です。一緒に数値条項に落とし込みます)
Introduction
サービスの選び方
32 のサービスは 12 の分野に分かれています。
「どの分野の、どんな悩みか」から逆引きしてください。
分野の早見表
| こんな悩み | 分野 | 代表的なサービス |
| ネットワークの不審な動きを優先順位づけしたい | セキュリティ | 砦 Toride |
| AI モデルが追加学習で以前のことを忘れてしまう | 機械学習の運用 | 常盤 Tokiwa/学び Manabi |
| 設備の振動や信号から異常の兆しを見つけたい | 設備・安全監視 | 兆 Kizashi/目利き Mekiki |
| 半導体・電子部品の品質や歩留まりを上げたい | 電子部品・半導体 | 実り Minori/晶 Akira ほか |
| 金属・複合材・電池などの設計や操業を良くしたい | 素材・製造/エネルギー | 鍛 Kitae/泉 Izumi ほか |
| 電子制御に頼らない機構・部品を設計したい | モビリティ・機械 | 轍 Wadachi/駆 Kakeru/順 Jun |
| 設計候補がたくさんあって選びきれない | 設計最適化 | 整 Totonoe/均衡 Kinko |
| 監査・保険・供給網のリスクを絞り込みたい | 監査・リスク・物流 | 透かし Sukashi/結び Musubi ほか |
全 32 サービスの一覧と紹介ページへのリンクは
会社案内トップにあります。
バッジの意味
| バッジ | 意味 |
| 本番候補 | 開発者向けページ(料金・エンドポイント・請求検証の説明)まで整えたサービス。API 利用の検討がすぐ始められます。 |
| PoC 実演 | お客様のデータで 1 コマンド実行できる検証キットを同梱したサービス。共同評価がすぐ始められます。 |
| (バッジなし) | 紹介ページと合成データデモをご用意しています。ご相談いただければ個別に検証を組み立てます。 |
迷ったら
無理に選ぶ必要はありません。お問い合わせで業務の悩みをそのまま
お書きください。「関心のあるサービス」欄は「全般・未定」のままで大丈夫です。
User Guide
従量課金 API
開発チームのあるお客様向けに、各サービスは HTTP の API として利用できます。
使った分だけが記録され、その記録はお客様側でいつでも検証できます。
利用の流れ
- API キーの発行
お問い合わせいただいた後、サービスごとに API キーを発行します。
キーは発行時に一度だけ表示されます。安全な場所に保管し、第三者と共有しないでください。
- リクエストの送信
分析したいデータを HTTP で送ると、結果(当たりづけ)が返ります。
HTTP が使える環境なら、プログラミング言語は問いません。具体的なエンドポイントと入出力の形式は、
各サービスの開発者向けページ(「本番候補」バッジのあるサービス)に掲載しています。
- 使用量の確認
すべての応答に、その呼び出しで消費した使用量を示すヘッダが付きます。
月次では署名付きレシート(改ざんできない形式の利用明細)を発行します。
課金の透明性
「使った分だけ」を信じてもらうのではなく、検証できるようにしています。
- 使用量ヘッダ — 応答 1 件ごとに消費量が明示されます。お客様側で集計すれば、当方の記録と突き合わせできます。
- 署名付きレシート — 利用明細には電子署名が付いており、後から書き換えられていないことを確認できます。
- 実課金なし — 現時点では全サービスとも実際の請求は行っていません。料金表示はサンプル単価で、正式な料金は契約時に定めます。
API キーの取り扱い — キーはパスワードと同じです。
プログラムのコードに直接書き込まず、環境変数などの安全な方法で渡してください。
漏えいの疑いがあるときはすぐにご連絡ください。無効化と再発行を行います。
SDK(開発キット)
一部の分野では、API を呼び出しやすくする Python パッケージも提供しています。
必要かどうかも含めて、お問い合わせ時にご相談ください。
User Guide
PoC(共同評価)の進め方
PoC は「お客様の実データで、本当に役に立つかを一緒に確かめる」取り組みです。
当方の PoC には、はっきりした特徴が 2 つあります。
特徴 1:受け入れ基準を先に合意する
始める前に「これができたら成功」という数値条項を合意します。
例えば「上位 1 割の当たりづけの中に、既知の問題の 8 割以上が含まれること」のような形です。
- 終わってから「良かった気がする/しない」で揉めません
- 基準に届かなければ、その結果もそのままお伝えします
- 基準づくり自体もお手伝いします(業務の言葉から一緒に数値へ落とします)
特徴 2:データはお客様の環境で仮名化してから
個人情報や営業機密に触れる分野では、お客様の環境で実行する仮名化ツールを提供します。
名前や取引先名などを記号に置き換えてから送っていただく方式で、
元に戻すための対応表はお客様だけが保持します。当方は再識別を試みません。
標準的な流れ
- 相談・課題の整理
業務の悩みと手元のデータの種類を伺います(この段階でデータは不要)。
- 受け入れ基準の合意
成功条件を数値条項にして、期間・費用・データの扱いとあわせて書面で確認します。
- データ準備
分析に使う列だけを抽出し、必要に応じて仮名化ツールで加工していただきます。
- 実行と評価
多くのサービスでは 1 コマンドで再現できる検証キットを使い、お客様側でも同じ結果を確認できます。
- 報告と判断
基準に対する合否と根拠を日英のレポートでお渡しします。次に進むかどうかはお客様の判断です。
PoC で受領したデータは、終了後 90 日以内の削除を標準とし、
削除証明を発行します。詳しくは
データの取り扱いへ。
User Guide
研究・教育での無償利用
大学・研究機関・公的機関には、評価目的での利用を無償で提供しています。
対象
- 大学・高専などの教育機関に所属する研究者・学生の方
- 公的研究機関・公的機関の方
- 目的が研究・教育・評価であること(営利サービスへの組み込みは対象外)
使い方
- まず合成データデモを試す
登録不要でご覧いただけます。講義や輪読の素材にもどうぞ。
- フォームでご連絡
ご所属と研究・教育での用途をお問い合わせからお知らせください。評価用の API キーを無償で発行します。
お願い
- 成果を公表される場合は、サービス名の記載をお願いすることがあります(事前にご相談ください)
- 無償提供の範囲・条件は個別にご案内します。研究の規模が大きい場合もまずはご相談ください
Trust
正直ラベルについて
すべてのサービスのページに「正直ラベル」という同じ約束を掲示しています。
これは、できないことをできると言わないための仕組みです。
正直ラベルの中身
- 現時点で合成データによる技術実証(PoC)です — 実データ・実運用での性能を保証しません。
- 既存手法への一般的な優位性(SOTA)を主張しません — 「世界最高精度」のような宣伝はしません。効果は個別の PoC で、お客様のデータに対して確かめます。
- 確定判定を行いません — 不正の認定、医療診断、保険の引受・支払、監査意見、操業・保安の指示などは行わず、最終判断は必ず人に委ねます。
- 機能安全等の認証は取得していません — 人命や重大な安全に直結する用途への組み込みはお受けしていません。
- 実課金は行っていません — 料金表示はサンプル単価です。
なぜこうしているのか
分析サービスは「すごそうに見せる」ことが簡単な商品です。だからこそ、
何ができて何ができないかを最初に書き切ることが、長くお付き合いいただくための最短の道だと考えています。
PoC の受け入れ基準を先に合意するのも同じ理由です。
正直ラベルの記載と実際の提供内容が食い違っていると感じた場合は、
ぜひ
お問い合わせでご指摘ください。優先して確認・修正します。
Trust
データの取り扱い
「データを渡すのが不安」は当然の感覚です。
その不安を前提に、受け取り方・守り方・消し方を設計しています。
4つの原則
| 原則 | 具体的には |
| 最小化 | 分析に使う列だけを受け取ります。デモはすべて合成データで動き、実データの投稿は不要です。 |
| 仮名化 | 個人情報や営業機密に触れる分野では、お客様の環境で実行する仮名化ツールを提供します。復元用の鍵と対応表はお客様だけが保持し、当方は再識別を試みません。 |
| 削除 | PoC で受領したデータは終了後 90 日以内の削除を標準とし、削除証明を発行します。 |
| 非流用 | お客様のデータを他のお客様のため、または広告目的で利用しません。 |
仮名化のイメージ
例えば取引データなら、「株式会社◯◯」を C-0417 のような記号に置き換えてから送っていただきます。
分析は記号のまま行えるので、当方は実名を知らないまま当たりづけを返せます。
返ってきた結果の C-0417 が誰なのかは、お客様の手元の対応表だけが知っています。
法令上の位置づけ
委託・仮名加工情報等の法令上の整理は、契約時に個別に取り決めます。
お客様側の社内規程・監査要件に合わせた調整もご相談ください。
Trust
セキュリティへの考え方
預からないことが最大の防御、という方針です。
その上で、預かるものは最小限にし、検証できる形で扱います。
基本方針
- そもそも預からない — デモは合成データのみ。PoC でも分析に使う列だけ・仮名化してから、が基本です。
- キーの管理 — API キーは発行時に一度だけ表示し、当方側では復元できない形で保管します。漏えい時は即時無効化・再発行します。
- 通信の保護 — API との通信は暗号化された経路(HTTPS)で行います。
- 記録の検証可能性 — 課金や利用の記録は署名付きで発行し、後からの改ざんがないことをお客様側で確認できます。
お客様にお願いしたいこと
- API キーをコードやチャットに貼らない(環境変数などで管理する)
- 仮名化の対応表・鍵を当方に送らない(お客様だけが持つ設計です)
- 不審な挙動・なりすましの疑いがあれば、確認前でもすぐご連絡ください
当方から、メールやチャットで API キーやパスワードの提示を
お願いすることはありません。そのような連絡が届いた場合は、なりすましを疑ってください。
Support
よくある質問(FAQ)
お問い合わせの多い質問をまとめました。
ここにない疑問はフォームからお気軽にどうぞ。
料金・契約
利用料金はいくらですか?
各サービスのページに従量課金の単価を表示していますが、これはサンプル単価であり、
現時点で実際の請求(実課金)は行っていません。正式な料金は、有償提供の開始にあわせて契約で定めます。
無料で試せますか?
はい。合成データのデモはどなたでも無料・登録不要でご覧いただけます。
また大学・研究機関・公的機関には、評価目的での利用を無償提供しています
(研究・教育での無償利用)。
契約はどのような形になりますか?
評価版は現状有姿・無保証での提供で、正式なご利用条件は個別の契約で定めます。
PoC の場合は、受け入れ基準(数値条項)・期間・データの扱いを先に書面で合意してから始めます。
サービス選び
どのサービスを選べばよいかわかりません。
選ばなくて大丈夫です。お問い合わせで業務の悩みをそのままお書きください。
「関心のあるサービス」欄は「全般・未定」のままで構いません。
目安がほしい場合はサービスの選び方の早見表をどうぞ。
「本番候補」「PoC 実演」バッジは何が違うのですか?
「本番候補」は開発者向けページ(料金・エンドポイント・請求検証)まで整えたサービス、
「PoC 実演」はお客様データで 1 コマンド実行できる検証キットを同梱したサービスです。
バッジのないサービスも、紹介ページと合成データデモをご用意しています。
データ・セキュリティ
実データを渡す必要がありますか?
デモの段階では一切不要です(すべて合成データで動きます)。
PoC に進む場合も、分析に使う列だけを、必要に応じて仮名化してからお預かりします。
渡したデータはどうなりますか?
PoC 終了後 90 日以内の削除を標準とし、削除証明を発行します。
他のお客様のためや広告目的への流用はしません。詳しくはデータの取り扱いへ。
個人情報を含むデータでも大丈夫ですか?
個人情報や営業機密に触れる分野では、お客様の環境で実行する仮名化ツールを提供します。
実名を記号に置き換えてから送っていただく方式で、元に戻す対応表はお客様だけが保持します。
法令上の整理(委託・仮名加工情報等)は契約時に個別に取り決めます。
結果の使い方
分析結果をそのまま業務の決定に使ってよいですか?
結果は「当たりづけ」=優先順位づけであり、確定判定ではありません。
不正の認定、医療診断、引受・支払、監査意見、操業・保安の指示などの最終判断は、
必ず人が行ってください。これは全サービス共通の設計思想です(正直ラベル)。
精度は保証されますか?
保証しません。かわりに、PoC の前に「これができたら成功」という受け入れ基準を数値で合意し、
お客様のデータで検証する方式をとっています。基準に届かなければ、その結果もそのままお伝えします。
技術・導入
導入に新しい設備や特別なソフトは必要ですか?
基本的に不要です。多くのサービスは、いまお使いの設備・計測器・システムが出力するデータを
そのまま送っていただく設計です。API は HTTP で呼び出せるため、特別な環境も要りません。
API はどのプログラミング言語から使えますか?
HTTP でリクエストを送れる言語ならすべて使えます(Python、JavaScript、Java、Excel の
外部データ取得など)。一部の分野では Python 用の開発キット(SDK)もあります。
その他
特許との関係はどうなっていますか?
各サービスは発明にもとづく実装です。サービスと分析手法に関する権利は当方に帰属し、
お客様には契約に基づく利用権を提供します。お客様のデータと評価結果の数値はお客様に帰属します。
問い合わせへの返事はどのくらいで来ますか?
内容により数日いただくことがあります。サービス名と検討中の用途を添えていただくと、
ご案内が速くなります。
Support
用語集
このドキュメントと各サービスのページで使っている言葉の説明です。
- 当たりづけPRIORITIZATION
- 大量の候補の中から「先に見るべきもの」の優先順位をつけること。当方のサービスが返すのはこれであり、白黒の確定判定ではありません。
- 合成データSYNTHETIC DATA
- 実在の人や取引を含まない、人工的に作った練習用データ。デモはすべて合成データで動くため、見るだけなら何も預ける必要がありません。
- PoC(技術実証・共同評価)PROOF OF CONCEPT
- 本格導入の前に、小さく「本当に役に立つか」を確かめる取り組み。当方では受け入れ基準を先に合意してから行います。
- 受け入れ基準ACCEPTANCE CRITERIA
- 「これができたら成功」を数値で表した条件。PoC の開始前に書面で合意し、終了時はこの基準で合否を判定します。
- 仮名化PSEUDONYMIZATION
- 名前や取引先名などを記号に置き換えること。お客様の環境で行い、元に戻す対応表はお客様だけが持ちます。
- 従量課金PAY AS YOU GO
- 使った分だけ支払う方式。月額固定ではなく、呼び出しごとの使用量が記録されます(現時点で実課金なし)。
- 署名付きレシートSIGNED RECEIPT
- 電子署名の付いた利用明細。後から書き換えられていないことを、お客様側で数学的に確認できます。
- 正直ラベルHONESTY LABEL
- 「合成データによる実証段階である」「確定判定はしない」など、できないことを先に明記した全サービス共通の掲示。
- 検証キットVERIFICATION KIT
- お客様のデータで PoC の結果を 1 コマンドで再現できるツール一式。「PoC 実演」バッジのサービスに同梱されています。
- API / API キーAPI KEY
- API はプログラムからサービスを呼び出す窓口、API キーはその利用者を識別する合鍵。キーはパスワードと同様に管理してください。
Support
お問い合わせ
PoC・共同評価・API 利用・無償利用・取材のご相談は、
会社案内トップのフォームからお寄せください。
お問い合わせフォームを開く →
書いていただきたいこと
- お名前・ご所属(会社・組織)
- 返信先のメールアドレス
- 関心のあるサービス(未定なら「全般・未定」で OK)
- ご相談内容 — 業務の悩みや検討中の用途を、普段の言葉のままで
内容によりお返事に数日いただくことがあります。
いただいた情報はお問い合わせへの対応にのみ使用します。
事業者情報
屋号: Come on People by Yoshi Iida(代表: 飯田佳宏)/
所在地・特定商取引法に基づく表記は、有償提供の開始にあわせて掲載します。